【初産レポ】出産後4日間の入院生活|授乳・沐浴・費用までリアルに紹介

出産を終えて「やっと赤ちゃんに会えた!」という喜びも束の間、
すぐに始まる授乳やおむつ替え、体の回復…。
想像していたよりも慌ただしく、体も心もフル稼働の毎日でした。

初産の私は、母乳やミルクのあげ方や、抱っこの仕方、オムツ替え等、「どうしたらいいの?」と戸惑うことも多く、
そんなとき支えになってくれたのが、病院の看護師さんや助産師さんたちでした。

この記事では、授乳指導や沐浴練習の様子、あってよかった入院アイテム、そして入院費用のこと等

私が実際に体験した出産後4日お間の入院生活を、できるだけリアルにまとめました。

これから出産を迎える方や出産直後のママの参考になれば幸いです。

はじめに:出産後に執筆できなかった理由

出産までは、妊娠の経過をこまめに記録していました。
けれど出産を終えたその日から、時間の流れがまるで変わってしまいました。

授乳、おむつ替え、体の痛み、眠れない夜——。
どれも初めての経験で、出産後は想像以上にやることが多い

気づけば一日があっという間に過ぎていき、退院後にパソコンを開く余裕はありませんでした。。。

入院生活では、最初は戸惑いながらも毎日の中で少しずつ「できた」と思えることが増えていく
看護師さんや助産師さんの優しい声に救われて、心が軽くなったこともありました。

この記事は、そんな出産後4日間の入院生活を、私自身の記録として残しておきたいと思いながら書いたものです。

目次

私の出産情報

まず、私の出産時の基本情報をお伝えします。

  • 妊娠週数: 40週
  • 分娩方法: 自然分娩(経腟分娩)
  • 出産時刻: 午前10時頃
  • 赤ちゃんの体重: 約3,000g
  • 赤ちゃんの身長: 約50cm
  • 入院期間: 初産婦で4日間(通常5日間のところ1日早く退院)

【出産当日】産後すぐの体調と過ごし方

出産直後〜数時間:処置室での安静

午前10時頃に出産。出血が多かったため、数時間ほど処置室の横のベッドで安静にしていました。

全身が筋肉痛のような状態でしたが、子どもも全ての力も「出し切った」感覚と出産した喜びで、まさに放心状態

夫は私の母や自分の両親に連絡をしたり、様子を見に来てくれたりしていました。

お昼ごろ:初めての産後食

お昼は、そば系の消化に良い食事が出され、とてもありがたく完食しました。

産後は思った以上にお腹が空くと聞いてましたが、私はいつもの胃袋でした。

私の産院は、夕方~デザートがあって、毎日の食事が美味しく楽しみでした。お菓子は持っていたけど、入院中より退院後に食べることが多かったです。。。

食後:新生児室で赤ちゃんとの初対面

幸い歩けたので、歩いて新生児室へ。赤ちゃんと初めて対面しました。

コロナ禍の面会制限

  • 夫は出産直後に抱っこした後は、新生児室の外からガラス越しの見学のみ
  • 駆けつけてくれた私の母も、夫と一緒に外から見学

赤ちゃんは目をつぶっていて、恐る恐る抱っこすると軽く微笑んだように見えました。

「無事に生まれてきてくれてありがとう」という気持ちと、

「小さくて落としてしまわないだろうか」というドキドキが入り混じっていました。

産後からずっと同じ助産師さんが付き添ってくれていて、その後、病室まで案内してくれました。

面会時間の制限があり、その時間になったので、夫や母とはここでお別れです。

出産直後の最初の関門:トイレ

出産当日でも歩けたため、歩いて病室まで移動しました。

産後初めてのトイレが不安でした

  • まだ出血があり、会陰切開で縫合した部分もある
  • 「痛いかな…」と初めて入るときは怖かったですが、意外と大丈夫でした
  • それでも傷が開くのが怖く、優しく拭いたり、ダイソーで購入したトイレに流せるウェットティッシュを使用

夕食〜就寝

病室に戻って1時間ほどすると夕食。

ハンバーグや優しい味のスープ、副菜など、どれも美味しくいただきました。

その日は赤ちゃんのお世話はなく、就寝となりました。

産後ハイで眠れない現象

  • 前駆陣痛から約2日間、ほとんど眠れていなかった
  • 「次の日から眠れない生活が待っている」と思い、早く寝ようと食後すぐ横になったが、全然眠れず
  • 産後はアドレナリンが出てハイ状態になり、眠れないことがあるそうです
  • 結局、数時間ほどしか眠れませんでした

【産後1日目】授乳指導とお世話のスタート

朝:産後初めてのシャワー

翌朝、産後初めてのシャワーに入りました。恐る恐る入り、縫合部分は怖くて目視せずに済ませました。

桶を使って下半身を流した記憶もありますが、この時期の記憶は曖昧です。

9時頃:授乳・育児指導がスタート

おそらく同時期に出産した他のママたちと一緒に、看護師さんから授乳と育児の基本をレクチャーされました。

指導内容

  • 母乳とミルク(哺乳瓶)の与え方
  • 授乳時の姿勢・抱き方
  • おむつの交換方法
  • げっぷの出させ方

初めての授乳・おむつ・沐浴体験

初めての母乳を飲ませたときは、正直とても緊張しました。

抱っこの仕方や角度が難しく、うまく飲めているのか分からなかったり、途中で赤ちゃんが眠ってしまって「どうしたらいいの…?」と焦ったり。

ミルクも哺乳瓶の乳首の種類がいくつかあって、「どれがいいのかな?」と迷いながら選んでいました。

おむつ替えも、教えてもらった通りにやってみても上手くいかず、ぎこちなかったです。

そんなとき、看護師さんがそっと見にきてくれて、
「この抱き方のほうがいいですよ」「踏み台使ってみましょう」「全然大丈夫ですよ」と、優しく声をかけてくれました。
その一言一言が本当に嬉しくて、ありがたかったです。

また、沐浴の練習もとても緊張しました。
「一回で覚えられるかな?」と心配でしたが、助産師さんが抱っこの仕方から洗い方、拭き方、保湿の仕方、おへそのケアまで、ひとつひとつ丁寧に教えてくださって。
その安心感が、赤ちゃんとの新生活を頑張ろう!という意欲にもつながりました。

授乳のやり方と流れ

基本的な授乳の流れは以下の通りです。

授乳の基本手順

  1. おむつを交換する
  2. 母乳を与える(左右各10〜15分ずつ)
  3. ミルクを足す
  4. げっぷをさせる

授乳間隔: 平均3時間おき 
1日の授乳回数: 7〜8回

母乳がまだ出なくても、赤ちゃんに吸ってもらうことが大切です。その後にミルクを足すという流れが基本でした。

私の場合の授乳スケジュール例(産後1日目)

  • 9時に授乳室へ
  • おむつ交換 → 母乳(左右各10〜15分) → ミルク(20ml程度)
  • 所要時間: 30分以上
  • 移動時間も含めると、実質2時間おきの間隔に

母乳が出始めた産後2〜3日目以降

産後3日目くらいから、授乳の流れに体重測定(赤ちゃんがどれくらい母乳を飲めているかを確認)が追加されました。

体重測定後にミルクを足したり、授乳後に再度おむつを交換したりで、授乳室に1時間以上いることもありました。

夜間の授乳スケジュール

夜間も基本3時間おきですが、1時間前倒しで呼ばれることもあったので1時間休めたかな?っていう時も。。。

休む選択肢もある

  • 私の産院では、AM1時、4時、7時の授乳は看護師さんに申告すれば休むことも可能
  • 睡眠不足で1回だけ休もうとお願いしたが、結局うまく眠れず
  • それ以降は休まず授乳していました

【産後3日目以降】母子同室の練習

基本は母子別室でしたが、産後3日目以降は母子同室の時間も設けられました。

退院後の練習として、産後4日目に初めて2人きりで部屋で過ごす時間を作りました。

旦那にテレビ電話しながら、ドキドキして、ずっと赤ちゃんを見守っていました。

【振り返って】入院中は貴重なサポート期間

振り返ると、入院期間は出産直後で体力的にはきつかったものの、とても恵まれた環境でした。

入院中の良かった点

  • 栄養バランスの取れた食事が毎食提供される
  • 授乳のタイミングで呼んでくれる
  • それ以外の時間は部屋で休める
  • 困ったことをすぐに相談できる

退院後の生活と比べると、入院中は幸せでした。

入院中にやっておくべきこと

これから出産する方へのアドバイスです。

入院期間中に意識してほしいこと

  1. できるだけ休息を取る
    眠れなくても、横になって体を休める
  2. 頑張った自分を労る
    リラックスする時間を大切に
  3. わからないことは何でも聞く
    看護師さんや助産師さんがそばにいる貴重な期間

退院後は想像以上に大変なので、入院中にしっかり休んでおくことを強くおすすめします。

新生児のミルク量の目安と私の記録

母乳マッサージは出産前から行っていたので、出産後も毎日続けました。その効果もあってか、産後2日目の後半から少しずつ母乳が出始め、産後3日目には1回20ml前後出るようになりました。

私は混合授乳を希望していたので、母乳を先に与えてからミルクを足す方法をとっていました。

新生児のミルク量目安(混合授乳した私の場合)

時期ミルク量の目安授乳回数
生後0日(出産当日)1回10mlずつ
生後1日1回20ml前後7〜8回/日
生後2日以降少しずつ増量7〜8回/日

私の実際の記録(体重測定メモより)

産後3日目以降の授乳後の体重測定メモを見返すと、母乳の飲む量にはかなりばらつきがありました。

  • 1回15mlの時もあれば30mlの時も
  • 産後4日目は25〜60mlと幅があった
  • 少しずつ飲む量は増えても、毎回同じ量を飲むわけではない

必ず決まった量を飲ませなきゃ! と考えすぎないことが大切です。

不安に感じたら、すぐに看護師さんや助産師さんに相談しましょう。
この時期にしか身近にいないプロに、退院後に迷う前に何でも聞いておこう!!

個人差があるので焦らないで

  • 赤ちゃんの吸う力が強くて痛くてなかなか授乳できない方
  • 母乳がなかなか出ない方

色々なママがいましたので、焦らず自分のペースで大丈夫です。

産後に役立ったケアグッズ

母乳ケア

ピジョンの乳頭保護クリーム

  • 授乳後、毎回塗っていました
  • 少しヒリヒリすることもありましたが、おかげで炎症がひどくならずに済んだと思います。
  • 西松屋で2本入りを買っていました。

母乳パッド

  • 出産前は「そんなにいるのかな?」と思っていましたが、退院後に毎日の必須アイテムに
  • 数カ月は買い出しに行く時間が確保しづらいので、事前に買っておいてよかったと心から思いました。
  • 私は西松屋の安い母乳パッドを使っていましたが、お試し用に使ったこのパッドもオススメです。

産後の体のケア

夜用ナプキン(多い日用)

  • 産院が支給してくれたものに加え、少し追加で使用
  • 退院後もしばらく出血(悪露)が続いたので、2袋すべて使い切り、さらに追加購入
  • 多めに用意しておくことを強くおすすめします。
  • 私は下のお得用サイズを購入。

着圧ソックス(メディキュット)

  • 出産直後から足のむくみがひどく、パンパンでした
  • 産後から毎日履いていました
  • 退院後も数週間履いていたので、持っていてよかったです
    ※買う前にサイズを確認したほうがいいです。私は下のロングを買いました。

円座クッション

  • 私は大丈夫でしたが、友人の必須アイテムだったそうです。
  • 会陰切開の傷が痛む方には必要
  • 購入するか、代用品としてバスタオルを折りたたんで使うのもあり
  • 西松屋で下に似た円座クッションを用意していました。

産院スタッフへの感謝

出産直後に強く感じたのは、産院スタッフの方々への感謝の気持ちです。

新生児室の看護師・助産師さん

  • 夜間も赤ちゃんに付き添ってくれていました
  • お風呂の入れ方、保湿方法、便が出ないときの対処法など、丁寧に教えてくれました
  • 不安なことも親身に相談に乗ってくれました

授乳室での学び

  • 他のママたちの授乳方法やおむつ替え、抱っこの様子を見られる
  • 自分と同じように苦戦している姿を見て「私だけじゃない」とほっとできました

助産師さんへの感謝

  • 崇めたいぐらいの気持ちが湧いていました
  • 出産直後は放心状態で、お礼を言いそびれてしまったことをずっと後悔
  • 退院時にお菓子を用意し、探してきちんと「ありがとうございました」と伝えられました

不妊治療の先生、産院の先生、看護師さん、助産師さん、本当に感謝しています。

我が子は多くの人のおかげで無事にこの世に生を授かり、無事に出産できました。今、この記事を書きながら、改めて大切にしようと思います。

私が1日早く退院した理由と費用

子どもの安全と自分へのケアのため、入院生活を満喫したかった私ですが、実は1日早く退院しました。

一般的な入院期間

  • 初産婦: 産後5日目退院(4泊5日)
  • 経産婦: 産後4日目退院(3泊4日)

自然分娩の場合、これが標準的な入院期間です。

早期退院を選んだ経緯

私も当初は最大期間まで入院するつもりでした。

しかし、私の産院ではコロナ禍で、出産した本人以外は退院まで窓越しでしか赤ちゃんを見られませんでした。

すると、夫と初孫だった私の母は

「早く抱っこがしたい」と出産直後から見舞いに来ては呟き、LINEでも繰り返し呟き…。

出産時に「場合によっては1日早く退院することもできる」という説明を聞いていた夫は、

産後2日目くらいから「早めに退院することってできないのかな」と言い始めました。

私の葛藤

  • 最初は「できないでしょ〜」と聞き流していた
  • 無料個室を希望していたが満室で、有料個室に入院
  • 毎日の入院費もかかる
  • 「もしかして、1日早く退院したら安く済むかな」という節約マインドが発動

術後も安定していたので、助産師さんに希望を伝えてみました。

助産師さんの反応

初めは「なにかありましたか?」と心配そうに理由を何度か確認されました。

初産で早期退院する人はめったにいないんだろうなと実感。その後の眠れない日々の中で、「やっぱり早く退院しないほうがよかったかな」と何度も思いました。

早期退院の費用について

結果: 50万1,462円(50万は出産育児一時金でカバー)

早期退院したのに、プラス数千円請求されました。。。

1日長く入院していたらもっとかかっていたと思うので、節約面では良かったのかもしれません。

友人の事例(参考)

  • 吸引分娩だった友人は、お金が戻ってきたそうです
  • 「医療行為だったから少し安くなったのかも」とのこと
  • 病院によって費用体系が違う可能性があります

退院後の準備について

生後1ヶ月の様子についてもブログにしようと思っていましたが、書き始めたら入院期間の記憶が蘇ってきて長くなったので、退院後については後日アップします。

これから出産する方へのアドバイス

私は退院後、買い出しや自分の時間が驚くほどありませんでした。

初産で今から出産する方へ

  • 出産後のおむつやミルク、自分のケア用品は最低でも1ヶ月分は準備しておくことを強くおすすめします
  • 想像以上に外出できません

最後に伝えたいこと

出産前もお腹が苦しくて休みづらいとは思いますが、できるだけ自分を労ってあげてください。

そして、出産後の入院期間は、自分の時間を大切に!リラックス一番!

と声をにして言いたいです。

まとめ:出産後の入院生活で大切なこと

入院中にやるべき5つのこと

  1. とにかく休む – 眠れなくても横になる
  2. わからないことは全部聞く – プロが身近にいる貴重な時間
  3. 授乳練習を重ねる – 焦らず自分のペースで
  4. 他のママとの交流 – 同じ不安を共有できる
  5. 産院スタッフへの感謝を伝える – 後悔のないように

準備しておくべきグッズ

  • 母乳パッド(多めに)
  • 夜用ナプキン(2袋以上)
  • 乳頭保護クリーム
  • 着圧ソックス
  • 円座クッション(必要に応じて)
  • 流せるウェットティッシュ等

詳しくは関連記事に書きました。

退院後に向けて

  • おむつ、ミルクは1ヶ月分は準備
  • 自分のケア用品も十分に
  • 買い物に行けない前提で準備を

出産直後に記事をみてくれたママ、本当にお疲れ様でした。

そしてこれから出産される方、応援しています!

おわりに

この記事が、これから出産を控えるプレママ、出産直後のママの参考になれば嬉しいです。

次回は退院後の生活についてお伝えする予定です。お楽しみに!

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