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臨月から出産までの体験エピソード

 

こんにちはまろぽちです。
私は不妊治療を経て妊娠したとき、喜びと同時に
「無事に産まれてきてくれるか」という不安が何度もよぎりました。

また、「成長具合は正常なのだろうか」「出産時にはどんなことに気をつけたらいいのか」といった疑問も抱え、ネットやYouTubeで調べたり、周囲の人に相談したりしながら日々を過ごしていました。

そこで、妊娠初期から出産までの私の体験をブログで紹介したいと思います。

ここで、産まれる1周間ほど前から出産までの体験を書いてます。

出産前の健診~誘発剤の案内

妊娠中、出産時の子どもの大きさについて調べたとき、
メジャーリーグで活躍する大谷選手が3400gで生まれた
という記事を読み、私の子も大きめに生まれてほしいなと考えていました。

妊娠39週目の健診で推定3000gほどだったので、
「予定日を少し過ぎて生まれたらもっと大きくなるかもしれないと思い、
1週間くらい遅れてもいいかなと気楽に考えていました。

ところが、医師から「予定日を過ぎるようなら翌日に誘発剤を使用してはどうか」と提案され、驚きました。

誘発剤には、陣痛が強まったり、持病の喘息が悪化するリスクがあるとネットで見たので、できれば自然に出産したいと希望しました。

すると、医師から「もっと歩くように」とアドバイスを受けたため、この日から意識的に歩いたり、階段の上り下りをしたりして運動を心がけました。

前駆陣痛なのかな

予定日の前日、夜中の2時ごろに生理痛のような子宮の痛みを感じ、その後も不定期に痛みが続きました。

痛みを感じた翌朝は、ちょうど健診日でした。
医師からは、子宮口は1cmほど開いているけれど、まだ様子を見る必要があると言われ、

「今週の経過を見て、来週も生まれなさそうなら入院しましょう」とのことでした。

「まだ産まれないんだ…」と少し気落ちしながら帰宅しましたが、

痛みが続いていたので、先生やネットでのアドバイスをもとに、軽いスクワットを夜に試してみました。

すると、夜10時ごろにお腹を下し、不安に感じました。

その後、11時ごろには痛みが10分間隔になり、ほとんど眠れない夜を過ごしました。

出産時の入院した際に助産師へ伝えると、便秘の場合は浣腸を行うこともあるそうで、下しててよかったことを知りました。

 

 

長い長い陣痛

入院前の運動

朝まで昨日よりも強い痛み(ジリジリからキリキリとした痛み)が続いたため、夫と一緒に朝再度病院へ行きました。

しかし、子宮口はまだ2cmしか開いておらず、もっと痛くなってから来るようにと言われました。

どの程度の痛みか尋ねると、医師からは
「奥さんは今穏やかに話していますが、生まれる時は我慢できない痛みで、顔ももっと厳しい表情になりますよ」
とアドバイスされました。

また、陣痛を促進させるために軽い運動をしても良いとのことだったので、「この痛みが何日も続くのは辛い…」と思い、夫と一緒に病院から1時間以内で行けるデパートに向かいました。

陣痛が起きていないときは歩き、痛みが来たら立ち止まるような形で、1~2時間ほど歩いたり階段を上り下りしたりしました。

夜8時ごろになると痛みがさらに強くなり(「うっ…」とか「痛い…」と顔が引きつるくらい)。そして夜10時ごろには陣痛が5~6分おきになったため、病院を再度受診しました。子宮口はまだ十分に開いていませんでしたが、入院することになりました。

 

入院後の様子

陣痛バッグと出産バッグを持ってきていたものの、受診の際に車に置いたままだったので、最初は何もないままベッドで横になり、夫が付き添ってくれました。

検査の際に、脱ぎ履きしやすいスリッパを持ってきてますか?」と尋ねられ、

車に取りに行きたいと伝えると、私は外に出てはダメなので夫だけで行くように言われました。

陣痛バッグを持ってきてもらって、すぐに使用したのはスリッパと飲み物(水や酸っぱい系)でした。夜で売店も閉まり自販機くらいしかなく、すぐ飲めたので、入れてよかったです。

他にも、テニスボールなど色々入れていましたが、私は考える余裕がなく、お菓子以外は使用しませんでした。

私の産院には待合室がなく、分娩室の前にカーテンで仕切られた空間がいくつかあるだけでした。そのため、カーテン越しに出産が近づいている方のうめき声が聞こえてきて、緊張が高まりました。

また、カーテンで区切られた空間は、ベッドと簡易的なパイプ椅子が置かれただけの狭い場所でした。

最初は自分の痛みや、お腹の子が酸欠しないよう呼吸に集中していましたが、陣痛の感覚は短くなったり長くなったりと安定せず、時間だけが過ぎて行きました。

そのうち、小さな椅子に何時間も座り続け、眠れないまま付き添ってくれている夫が辛そうで、申し訳なく感じていました。

10時間ほど付き添ってくれた旦那は明け方には
「早く生まれてくれ~」と念をかけるように祈っていて、
その圧がすごかったです。

 

私も夫も、出産前はどこか個室で待てる勘違いしていたので、事前に出産時は個室(待機できる部屋)があるかなど確認しておくことをオススメします。

陣痛に耐えて迎えた朝

午前2時頃の検査時は、子宮口はまだ3cmほどしか開いておらず、その後、陣痛の間隔は定まらないまま明け方を迎えました。

午前7時頃に医師と助産師がきて、朝食の案内をされながら、

「陣痛が長引くとお腹の赤ちゃんにも負担なので、そろそろ誘発剤を使いましょう」と提案されました。

午前8時頃、朝食前に、医師が念の為、子宮口のチェックをしようと分娩室に連れて行かれました。

子宮口をみて、医師が

「8センチも開いているじゃないか、もうすぐ産まれるのですぐ準備しましょう」

と言われました。

私が、ずっと静かに陣痛に耐えていたことや陣痛の間隔が短くならなかったので、まだ、子宮口は開いていないと考えていたようで、

「我慢強いんですね」と言われました。

思い返せば、私は入院や手術などで痛みに耐える経験がありました。
また、カーテン越しのうめき声を聞いたり陣痛の間隔が短くならかったりで、まだ産める時じゃないと思い、赤ちゃんに酸素を送ることに一生懸命だったので、取り乱さなかったのかもしれませんが、すごく痛かったのは痛かったですし、「この痛みはいつまで続くんだろう」と辛かったです。

不安なことがあれば産院へ確認
私の周りでは、陣痛がきてすぐ産んだ人や、子宮口が開いてからの分娩時間が長い人がいたり、一人一人産むまでの時間や様子は違います。なので、出産前の前駆陣痛や陣痛、破水、おしるし等、「大丈夫かな?」と思った時点で、産院へ連絡することは大切だと思います

 

いよいよ出産★やっと会えた

分娩室で出産の準備が始まりました。

ちょうど朝食の時間だったので、分娩室まで朝食が運ばれ、食事ができそうか確認されました。しかし、食べるのは辛かったので、なんとかドリンクだけを飲みました。

その後、看護師さんから胸の状態を確認してくれ、、出産前に行っていた胸のマッサージを褒めてもらいました。

どうやら胸のマッサージは、母乳の準備だけでなく、お産にも良い影響があるそうです。

やがて、夫も急いで分娩室に到着し、9時から出産が始まりました。

助産師さんが私の様子をみながら、いきむタイミングや力の入れ方、呼吸法を丁寧に教えてくれました。
夫も私の頭を支えながら、そばで見守ってくれていました。

医師が子宮口の状態を確認し人工破膜の処置を行った瞬間から、声を上げるほど耐えがたい痛みが押し寄せてきました。

その後も、助産師さんは陣痛のタイミングや力を入れるべき場所を細かく教えてくれました。
具体的には、陣痛がない間に呼吸を整え、強い陣痛が来たタイミングで足と手に力をいれて、全力でいきむといった方法でした。

お腹の赤ちゃんが少しずつを外へ外へと動いている感じが伝わってきて、痛みは辛かったですが、

「赤ちゃんも一生懸命頑張っているんだ。酸欠にならないようにしっかり呼吸して、早くこの子を出してあげたい」

と思い続けながら、痛みに耐えて懸命にいきみました。

夫や看護師さんは手を擦ったり、励ましの言葉をかけてkれました。

助産師さんも「髪の毛がみえてきましたよ。」
「頭が少しできてきました。」と声かけ続けてくれて、

出産には痛みだけでなく、多くの人が無事に産まれるよう力を尽くしてくれていることに感謝の気持ちが湧き、それが痛みに耐えて、いきむ原動力にもつながったと思います。

分娩室に入って約1時間後、最後は赤ちゃんが自力で「ズルン」と出てきてくれて、無事に出産を迎えることができました。

看護師さんが産まれたばかりの赤ちゃんを私の腕に抱かせてくれたとき、
「この子がずっとお腹にいたんだ、やっと会えた」という感動がじんわり胸に広がりました。

今でも、その時を思い出すたびに、無事に産まれてきてくれてよかったと心から思いますし、産院の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

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