35歳以上の出産は増えている!その背景とは?
一般的に35歳以上での出産を「高齢出産」と呼びます。
この言葉を聞いて、妊活を始めた私にとっては少し荷が重いなと感じることがありました。そこで、実際にどのくらいの割合で「高齢出産」が増えているのか調べてみました。
厚生労働省の調査によれば、1990年時点で35歳以上の出産は全体のわずか4.0%でした。しかし、年々その割合は増加し、2021年の概算では29.9%、つまり3~4人に1人が「高齢出産」となっています。
これは、女性の社会進出やライフスタイルの変化が影響していると考えられます。
結婚年齢や出産年齢が全体的に上がり、出産に対する考え方が多様化している時代ならではの現象とも言えます。
高齢出産のリスクと現実
確かに、医学的には35歳を境に妊娠や出産に伴うリスクが増えるとされています。主なリスクとしては以下が挙げられます。
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自然妊娠の確率の低下
年齢とともに女性ホルモンの分泌が減少し、卵子の質や量も衰えていきます。そのため、35歳以降は妊娠の難易度が上がると言われています。 -
妊娠中の合併症リスク
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病といったリスクが高まる可能性があります。 -
赤ちゃんの障害リスクの増加
年齢とともに染色体異常の確率が高くなるため、ダウン症などのリスクも上昇します。
これらのリスクを聞くと不安になる方も多いと思いますが、医療技術の進歩によりリスクを軽減できる方法も増えています。大切なのは、定期的な検診を受けながら、必要なサポートを得ることです。
「キャリア出産」や「ゆとり出産」というポジティブな表現
高齢出産にはリスクもありますが、そればかりではありません。この年齢だからこそ得られるメリットもたくさんあります。例えば、以下のようなポイントです。
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経済的な安定
仕事を続け、妊活や出産に向けて十分な貯金をすることで、経済的な余裕を持って育児に臨むことができます。 -
精神的な余裕
人生経験を積むことで、子育てに対する心構えや責任感がしっかりと整います。
私が先に子どもを出産している人から「もう高齢出産だよね」と初めて言われたとき、内心傷ついたので、この表現嫌で使いたくなと感じました。
そんな中、「たまひよ」のサイトで見つけた「キャリア出産」や「ゆとり出産」という表現に出会いました。これらの言葉は、リスクよりも前向きな側面を強調していて、とても素敵だなと感じました。

とはいえ、妊活を始めてみて、体力の心配やリスクがよぎることも多いので、スタートするなら早い方がいいなと思うのも事実です。
妊活スタートを迷っている方へ
このブログを読んでくださっている方の中には、「子どもは欲しいけど、周りの言葉が気になって…」「まだ準備が整っていないから妊活を始められない」と悩んでいる方もいるかもしれません。
私自身も、パートナーと妊活について話し合いを始めたとき、自分の年齢や体力面でも「早めにスタートしたほうがいい」と感じ、結婚前から妊活を始める決断をしました。
仲間が増えているからこその安心感
もし35歳以上での出産を迎えたとしても、統計的には4人に1人は同世代のママがいる時代です。同じような悩みを共有できる仲間が増えていることも、心の支えになります。
これから妊活を始める方や迷っている方も、ポジティブな言葉や考え方を取り入れて、自分に合ったスタートを切れることを願っています。


「ゆとり出産」や「キャリア出産」のような素敵な表現がもっと浸透していく社会になるといいですね。
妊活を通じて、あなたにとって最良の未来を描けますように!
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