
こんにちは、まろぽちです。1歳の息子を育てながら、フリーランス奮闘中のママです。
最近、X(旧Twitter)で投資家うららさん(@urara_happy)の投稿をきっかけに
「叱らない育児」についての議論が盛り上がりました。
「ずっと思ってたこと言っていい?叱らない育児って何?☺親が叱らないで誰が叱るんだよ、叱れよ☺」
という投稿は数万のいいねを集め、多くのママたちの共感や反論の声が交錯しています。
そこで今回は、叱らない育児の意味や実態、私の1歳児との日々の育児経験をもとに考えてみたいと思います。
1歳児の「叱らない育児」とは?よくある3つの誤解と本来の意味
「叱らない育児」とは、感情的に怒鳴ったり、体罰を与えたりしない育て方のことを指します。
日本でも2020年の法改正で体罰は禁止されており、現代の子育てではますます注目されています。
しかし、「叱らない=放任」「甘やかし」と誤解されることも多く、その線引きが難しいのも現実です。
命に関わる危険な行動は毅然とした注意が必要であり、それを怠ることが「叱らない育児」ではありません。
【実体験】1歳児同士の噛み合い事件から考える「叱る・叱らない」の難しさ


先日、保育園の運動会に参加した時のこと。
うちの子が走る競技を終えて待っているとき、隣に座っていた半年ほど年上のお友達に腕を噛まれました。
息子は「やめて!」と言わんばかりに押し返していましたが、先生に気づかれたのは、まさにその瞬間。
結果として、息子だけが別の場所に移動させられてしまいました。
残されたその子は、今度は反対側のお友達を噛んでいました…。
でも、噛まれた子はじっと見つめるだけで泣かなかったため、大事にはならず。
私と夫の複雑な気持ち
その子のお母さんは特に対処する様子はなく。
「うちの子が噛まれた…」と最初は戸惑いましたが、こんな気持ちにもなりました。
- その子のお母さんは0歳の赤ちゃんを抱っこしていた
→お母さんは余裕がなさそうだし、その子は「かまってほしいのかな」 - 寂しさからの行動だったら、叱るっていうのもどうなんだろうと思った
- うちの子も保育園で他の子を噛んだと報告されることがあり、お互い様なのかな…
お互いまだ1歳同士で言葉で伝えたり、言葉を理解したりはまだまだ。
この出来事があったので、「叱る・叱らない」の問題って、なかなか「こうすべきだ」とも言えないと思いました。
Xで大炎上!「親が叱らないで誰が叱る」議論の発端と賛否両論の意見
そんな時に目にしたのが、うららさんの投稿でした。
投稿には、こんなリプライが殺到していました:
【賛成派の意見】
- 「本当にそれ!公共の場で騒いでも注意しない親が多すぎる」
- 「叱らないと、社会に出て苦労するのは子ども自身」
- 「他人に迷惑かけてるのに、放置するのは育児放棄では?」
【反対派の意見】
- 「叱らない育児=放任じゃない。理解してない人多すぎ」
- 「怒鳴るのと叱るは違う。感情的になるのがダメなだけ」
- 「1歳2歳に叱っても理解できないから意味がない」
どちらの意見も一理あって、私は読めば読むほど複雑な気持ちに…。
3. 「叱らない育児」とは?よくある3つの誤解
「叱らない育児」の本来の意味を整理してみます。
本来の「叱らない育児」意味
「叱らない育児」とは、感情的に怒鳴ったり激しく叱責したりせず、冷静に理由を説明して子どもに理解させる育児法のこと。
欧米から伝わった考え方で、「子どもを一人の人間として尊重する」という価値観がベースにあります。
よくある3つの誤解
❌ 誤解1:「何も注意しない」
正しくは→ 注意はするが、感情的にならない
❌ 誤解2:「甘やかし育児」
正しくは→ ルールは教えるが、人格否定はしない
❌ 誤解3:「他人に迷惑かけても放置」
正しくは→ 社会のルールは教え、謝罪もさせる
ハワイの記事が示す「行き過ぎた叱らない育児」の問題
実は、私がこの記事を書こうと思ったきっかけのもう一つが、ハワイでの「叱らない育児」について書かれた記事でした。


この記事では、子どもが他の子の首を絞めているのに、祖母が「あらあら、何してたの〜」と優しく声をかけただけで、謝罪もさせなかったというエピソードが紹介されています。
これは明らかに「叱らない育児」の行き過ぎた例ですよね。私の子がされたらと思うとゾッとしました。
「叱らない」ことと「何もしない」ことは、まったく別物だと思います。
1歳児ママの本音:叱れない現実と自己嫌悪のギャップを埋める方法
ここからは、私のリアルな気持ちを書いていきます。
1歳児に「叱る」は難しい…
息子はまだ1歳。言葉も「ママ」「パパ」「ワンワン」くらいの単語や「あっちいって」「ありがとう」みたいなことをやっと言えるようになってきました。。
こちらが「ダメだよ」と言っても、よくわかっていないことも多いんです。
お店で靴のまま椅子に立ってしまうことは日常茶飯事です。
都度、下ろして「座ろうね」と声をかけるのですが、5秒後にはまた立っています(笑)
その都度、根気強く、注意するようにはしていますが、周りの人から「ちゃんと叱れよ」って思われていないかな…と気になることもあります。
怒ってしまった後の自己嫌悪
普段は感情的に叱らないように気をつけていますが、余裕がないときや急いでいるとき等、怒ってしまうことがあります。
夕食中、子どもが、ご飯で遊んだり、スプーンを投げたり、テーブルに登ろうとしたりすることがあります。
普段は「ダメだよ」「危ないよ」と短く注意していますが、イライラしたり、余裕がなかったりすると、
「だから言ったでしょ!!」「危ないでしょ!!」と強く大きな口調で怒ってしまうことがあります。
そうなると、子どもは驚いて泣き出し、私は「怒りすぎた…」と後悔。
してはいけないことを注意したり叱ることは大切だと思っていますが、小さい子になるほど、自分の感情や意思のコントロールが未熟です。
なので、感情的に怒るのではなく、冷静に何度も伝えることが大事だと思っています。
ですが、仕事・家事・育児で頭が回っていない今、常に冷静に正しい対応するなんて、私には無理です。
YouTubeでも話題「おばたのお兄さん」のエピソードに共
最近、YouTubeでおばたのお兄さんと妻でアナウンサーの山崎夕貴さんが、こんなエピソードを話していました。


おばたのお兄さんの話
帰り道に息子が走ってきた男の子に押されてころんだ。男の子のママは後方にいて状況が見えず。
翌日、息子を押した男の子が、息子の友達(女の子)に目潰しをしようとした。
男の子のママは、男の子に注意したけど、こちらには謝らなかった。
おばたのお兄さんの考え:男の子に叱るだけでなく、親への謝罪のポーズもとったほうがいい。
これに対して、妻の山崎さんはお互いの関係性もあるし、「毎回やりたくても、できている自信はない」というコメントをしていました。
私、両者に共感しました
- 子どもが他の子に押し倒された→ちゃんと注意して、謝罪もしてほしい
- でも自分の子が他の子を叩いたとき→毎回、スマートに対応し、謝罪できる自信がない
もちろん、悪いことをしたら注意し、謝罪し、子どもになぜいけないか伝えないといけないとは思っています。
でも、実際その場になったら、まず、子どもの対処をして、それから~とテンパって上手く対応できているか私も自信がありません…。



やられた側の時は「ちゃんと叱ってよ!」と思うし、やってしまった側の「子どもだから。。。」って思ってしまう気持ちも理解できる。
これって、多くのママが抱えている矛盾じゃないでしょうか。
【専門家の見解】結局、1歳児に「叱る」は効果的なのか?最適な伝え方
調べてみると、専門家の間でも「1歳児に叱ることの効果」については意見が分かれているようです。
【専門家の見解】
「1歳児には叱っても理解できない」派
- 1歳児はまだ因果関係を深く理解できない
- 叱られても「怖い顔」「大きな声」しか印象に残らない
- 親の行動を見せることで学ぶ時期


「短く明確に伝えることは必要」派
- 危険なことは即座に「ダメ」と伝える
- 「なぜダメか」は理解できなくても、親の真剣さは伝わる
- 繰り返しが大事
私の結論:状況によって使い分ける
| 場面 | 対応方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 命に関わること (道路に飛び出す、熱いものに触る) | 短く強く「ダメ!」等と叱る | 即座に危険を回避する必要がある |
| 社会のルール (お店で騒ぐ、物を投げる) | 短く注意+他の行動を提案 | 「これはダメ、こっちはいいよ」と選択肢を示す |
| 発達段階でできないこと (食べこぼす、上手に歩けない) | 叱らず、フォローや見守り | できないことを叱ってしまうと逆効果だと思う |
私が大切にしたいこと
いろいろ書いてきましたが、私が今の時点で「これは大切にしたい」と思っていること
① 命に関わることは、感情的でも叱る
包丁、道路、熱湯…。これらは、たとえ1歳児でも「絶対にダメ」と伝えます。
冷静に説明する余裕がなくても、命の安全(守ること)が最優先です。
② 怒ってしまった後はフォローする
大きな声を出してしまった後は、抱きしめて「怖かったね、ごめんね」等と伝えるようにしています。
1歳児は言葉を理解できなくても、抱きしめられた時の安心感は絶対に伝わると信じています。
③ 他の子に迷惑をかけたら謝罪する
息子がまだ理解できなくても、親として謝る姿を見せることは大事だと思っています。
毎回できている自信はありませんが、「ごめんね」と言う親の姿を見ることが、将来の息子の学びになると思います。



そして、「怒っちゃった…」と自己嫌悪に陥ることもあります。
でも、完璧な親なんていない。毎日、反省と改善の繰り返しでいいんだと、自分に言い聞かせています。
まとめ:完璧な親なんていない、一緒に悩みながら進もう
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
結局のところ、私の中での答えは、「正解なんてない」けど、親・親戚・周りの大人は、子どもたちが悪いことしたら、注意や叱ったほうがいい!!です。
でも、理由も聞かずに一方的に悪いと決めつけて怒るのはよくないと思うので、
注意すると同時に、「なぜそんなことをしたのか」ということに目を向けることが大切だと思います。
✅ 「叱らない育児」=「何もしない育児」ではない
✅ 1歳児には「叱る」より「短く伝える」が効果的
✅ 命に関わることは、感情的でも叱ってOKだと思う
✅ 怒ってしまった後のフォローが大事
✅ 他の子に迷惑をかけたら、親が謝る姿を見せる
✅ 完璧な親を目指さなくていい
うららさん「叱らない育児」についての投稿から考えたこと
うららさんの「親が叱らないで誰が叱るんだよ」という言葉は、確かに本質を突いていると思います。
叱る必要がある行動を子どもがしているのに、それを見て見ぬふりをするのはダメだと思います。
でも同時に、「叱る」ことの難しさも、子育て中のママなら誰もが感じているはず。
- 余裕がない時に冷静に叱れるか?
- 1歳児に言葉で伝わるのか?
- 周りの目が気になって、必要以上に叱ってしまわないか?
こうした葛藤を抱えながら、毎日、必死に子育てしていると思います。
最後に
私も何が正しい!!って言い切れません。息子と一緒に、毎日少しずつ学んでいる最中です。
この記事を読んでくださったあなたも、もし同じように悩んでいたら、「一人じゃないよ」って伝えたいです。
完璧な親なんていない。大事なのは、子どもと向き合い続けること。
明日も一緒に、がんばりましょうね。
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【参考文献・出典】



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