妊活と仕事の両立は、多くの人にとって大きな課題です。
2023年の調査によると、約9割の人が不妊治療と仕事を両立することが難しいと感じています。
私自身も妊活を始めて1ヶ月でその難しさを実感し、最終的には妊活を優先するために退職を決意しました。本記事では、妊活と仕事の両立に関する現状や具体的な悩み、そして解決策について詳しく解説します
仕事と不妊治療の両立の現状
同じように不妊治療をしている人達は仕事を両立できているのか不思議に思い、調べてみた所、2017年に厚生労働省の「不妊治療と仕事の両立について」の調査では、
約4人に1人が「不妊治療と仕事を両立できない」

と回答しています。
半数は両立している(両立せざる得ないだと解釈しますが)と回答していますが、会社員で不妊治療を続けるため、部署移動や退職をしている人が多いのではないかと思います。
仕事との両立は難しいと感じている人
不妊治療の当事者が具体的にどのような悩みを抱えているのか等を調査した「不妊治療白書2018」では、不妊治療経験者に「仕事との両立は難しいと感じたことがあるか」という問いに対して約9割の人が難しいと感じていることがわかりました。

※1「不妊白書2018」https://j-fine.jp/activity/hakusyo/hakusyo2018.pdf
両立が難しい理由
両立が難しい理由として、以下の点が挙げられます。
- スケジュール調整の難しさ
約7割の人がスケジュール調整の難しさを挙げています。通院頻度が高く、急な予定変更が必要になることが多いため、仕事との両立が困難になります。 - 職場の理解不足
妊活を理解してもらえない職場環境では、業務の負担が増え、ストレスが溜まります。私自身も、妊活を伝えていたにもかかわらず、スケジュール調整が難しい業務を任されることが多く、悩みました。 - 有給休暇の消費
妊活を始めると、有給休暇が急速に減少することがあります。これにより、他の予定との調整がさらに難しくなります。
具体的にどんなところが難しいと思うかという問いの回答は約7割がスケジュール調整です。私が退職を考えたのも、通院頻度や予定を立てづらいことが大きかったです。
他の問いでは、不妊治療のために仕事や予定に支障をきたした人は約9割もいました。

妊活と仕事の両立を支援するために
職場環境の改善
- フレックスタイム制度の導入
フレックスタイム制度を導入することで、通院のための時間を確保しやすくなります。これにより、仕事と妊活の両立がしやすくなります。 - 妊活に対する理解を深める研修
職場で妊活に関する理解を深めるための研修を実施することで、同僚や上司の理解を得やすくなります。
個人の取り組み
- スケジュール管理の徹底
妊活と仕事のスケジュールをしっかり管理することで、通院日や治療の予定を事前に把握し、仕事との調整を行いやすくなります。 - サポートを求める
妊活に関する悩みを周囲に相談することで、理解者を増やし、精神的なサポートを得ることができます。
以前の職場は妊活を視野にいれて入社しましたが、いざ治療をスタートすると、それまで貯めていた有給が一気に削られ、妊活のことを上司に伝えていてもスケジュール調整しづらい業務を任されることもあり、両立の難しさを感じました。
悩んだ末に退職届を出した際、妊活を理解してもらえていない発言に切なさや悔しい思いをしました。
治療と職場を両立している友人もいますが、私は30代半ばで仕事を無理して後悔したくないと妊活を優先し退職しました。
アンケートからも両立について悩んでいる人は沢山いると思いますし、この悩みを感じたことない方にも、妊活についてもっと知ってほしいです。
これから、子どもを産みたいと考えている人がチャレンジしやすい環境になってほしいと思います。

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