こんにちは、まろぽちです!
2025年もいよいよ残りわずか。
12月に入ると、旦那さんの会社から「給与所得者の配偶者控除等申告書」(扶養申請書)が配られますよね。
私は2024年の1月に開業届を出した「開業2年目」のフリーランスです。

去年(2024年)はパート勤務がメインだったので、
年末調整はパート先の給与計算がメインでシンプルに申告できました。
でも、今年(2025年)は状況が全然違います!
- 1月〜3月: パート勤務がメイン(給与所得)
- 4月以降: フリーランス活動がメイン(委託・ブログなど)
この二足のわらじ的な働き方で、いざ年末調整の書類を書く段階で、
と大混乱しました(-_-;)
そこで今回は、私のように「今年からフリーランスがメインになった」ママ等に向けて、
「所得の計算方法」と、在宅ワークの「家事按分」について、2025年の実体験をもとに紹介します。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
去年(2024年)と今年(2025年)の決定的な違い
まず、私の働き方の変化を整理します。ここが計算をややこしくする原因でした。
- 去年(2024年):
- 開業初年度。でもまだパート収入がメイン。
- フリーランスの所得は少なかったので、計算はシンプルでした。
- 今年(2025年):
- 1月〜3月: パート勤務あり。
- 4月〜現在: フリーランス(個人事業主)がメインの収入源に!
今年は「給与」と「事業(売上)」の2つの柱があり、扶養申告書の「合計所得金額」の計算が去年より複雑になりました。



最初は「1月からのパート代と、4月からの売上を全部足して、そこから経費を引けばいいのかな?」と思っていました。
これだと税金計算で損をしてしまうんです!
パートとフリーランスは「計算を分ける」のが鉄則!
今回の一番のポイントはこれです。
なぜなら、
パートとフリーランスは税金のルールがまったく違う種類の収入だからです。
① 1月〜3月のパートは「給与のルール」で計算する
パートやアルバイトの収入は 給与所得 という扱いになります。
給与所得には、レシートがなくても自動で
給与所得控除(最低55万円)
が引ける特別なルールがあります。
つまり、
パート収入(年間)が55万円以下なら、所得は0円!
としてカウントしていいんです。
これをフリーランスの売上と混ぜて計算してしまうと、55万円の控除枠を使わずに捨ててしまうことになります!



「給与だけ別で計算しないと損」になるんです。
② 4月以降のフリーランス売上は「事業のルール」で計算する
計算式はシンプルで、
フリーランスの売上は 事業所得 の扱い。
売上 − 実際にかかった経費 = 所得
必要経費には、在宅ワークの家事按分(家賃・電気代・通信費など)も含められます。
最終的に旦那の会社に報告するのは、
「① パートの所得 + ② フリーランスの所得 = 合計所得金額」 となります。
だからこそ「混ぜて計算」はNG!
もし、パート収入とフリーランス売上を全部まとめてから経費を引いてしまうと…
- 給与所得控除(55万円)が使えない
- 本来「パート収入ー55万円」になるはずのパート所得が課税される扱いになる
- 扶養判定で不利になる
など、損しかありません💦
私の計算実例:1〜3月パート、4月からフリーランス本格稼働
では、2025年分の私の状況でシミュレーションしてみましょう。
※金額はイメージしやすいように例として設定しています。
【ステップ1】1月〜3月のパート分(給与所得)
まず、手元にある今年(2025年分)の給与明細を確認します。
- パート収入(額面): 30万円
- 計算: 30万円 ー 55万円(給与所得控除) = -25万円
- パートの所得:0円
- ※計算結果がマイナスになる場合は、0円になります。
【ステップ2】フリーランス分(事業所得)
次に、今年1年間のフリーランス活動の収支を計算します。 (4月から本格稼働ですが、1月〜3月に少しでも副業的な売上や経費があればそれも含めます)
- フリーランス売上: 70万円
- 必要経費(後述): 25万円
- フリーランスの所得: 70万円 ー 25万円 = 45万円
【ステップ3】2つを合体!扶養申告書に書く数字
- 0円(パート分)+ 45万円(フリーランス分)= 45万円
この「45万円」が、扶養申告書「あなたの合計所得金額(見積額)」の欄に書く数字です。
もし私が「全部まとめて」計算していたら…
(30万+70万)ー 25万経費 = 75万円(!?) となってしまい、配偶者控除の枠や金額が変わってしまいます。
「給与所得控除」を知っているかどうかで、こんなに違うんです…!
在宅ワークの経費、「家事按分」はこう計算した!



在宅のフリーランスになると、生活費の一部を経費にできます。
家賃:面積で按分
賃貸アパートの一部を仕事場にしている場合です。
- 計算方法: 仕事部屋の床面積 ÷ 家全体の床面積
- 例: 仕事部屋(約10㎡)÷ 全体(50㎡)= 20%
- 家賃が月6万円なら、6万円×20%=月1.2万円を経費に!
電気代:仕事時間で按分
- 計算方法: 1日の仕事時間 ÷ 24時間
- 私の例: 平日8時間仕事 ÷ 24時間 ≒ 約30%
- 電気代が月1万円なら、1万円×30%=月3,000円を経費に!
車関係(ガソリン・駐車場)
週1〜2回の外勤で使用しています。
- 計算方法: 使用日数や走行距離から算出
- 私の例:20%を経費計上
⭐ポイント
「なぜその割合にしたのか?」を説明できる根拠メモを残すこと!
税務署に聞かれたときにスムーズです。
扶養申告書に書く前のチェックリストと記入数字
申告書を書く前のチェックリスト
- 「収入」ではなく「所得」を書く
- 収入(売上)そのままではなく、経費や控除を引いた後の数字です。
- iDeCoや生命保険料などはここでは引かない!
- これらは「所得控除」といって今回の計算には含めません(来年の確定申告で使う)。
- 給与所得控除(55万円)を忘れずに引く
- パート収入がある人は絶対忘れずに!
- 青色申告特別控除がある人は引いてOK
- 事業所得から引くことができます。
旦那の会社に提出する扶養申告書は数字はこれ!
私の今年のケース:
- パート所得:0円
- フリーランス所得:45万円
合計所得金額:45万円
- 「配偶者の合計所得金額(見積額)」の欄に 45万円 と記入。
- 旦那の所得が1,000万円以下なら、これで満額(38万円)の配偶者控除が受けられます✨
2025年は働き方が大きく変わり、計算も複雑でしたが、
「計算は給与所得と事業所得で分ける」
「書くのは所得」
この2点を押さえれば、年末調整も怖くありません。



今のうちにしっかり計算しておけば、年明けの確定申告もスムーズに進みます。
【時短】来年こそ楽に!フリーランスにおすすめ会計ソフト3選
年末は確定申告に向けて売上の計算を整理している人も多いと思います。
パートからフリーランスへ切り替わった1年目は、
「売上が増え始めたけど会計はまだ慣れていない…」
という人が多い時期。
私もまさにその状態でした。
結論から言うと、会計ソフトはフリーランスの強い味方!
手入力のミスや計算時間をグッと減らしてくれます。
特に私たちのように「家事按分」や「給与所得との合算」がある人は、ソフト導入で確定申告が劇的にラクになると思います。
実際に私が候補として比較した3つのソフト
freee会計 / マネーフォワードクラウド会計 / やよいの白色申告・青色申告
を紹介します。



年末~確定申告の時期に無料体験を利用して使ってみてもいいと思います。
| 会計ソフト | 料金(年払い) | 向いている人 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| freee会計 | 112,936円 (税抜)~ | 簿記が苦手、完全自動化したい、スマホで完結したい人 | 銀行・カード連携に強く、操作が直感的。確定申告書類は質問に答えるだけでOK!レシート撮影機能が優秀。 | 他社に比べ、仕訳ルールが独特。利用料がやや高め。 |
| マネーフォワードクラウド会計 | 11,880円 (税抜)~ | カードや銀行の連携重視、家計簿感覚で管理したい人 | 銀行・クレカ・電子マネーの連携数が圧倒的。家計簿アプリ(MFME)と相性抜群。サポートも充実。 | 簿記の用語がやや出てくるため、、初心者は戸惑うことも。 |
| 弥生会計(やよいの青色申告 オンライン) | 11,800円 (税抜)~ 初年度無料プランあり | 安さ重視、白色申告やシンプルな経費管理をしたい、サポート重視の人 | 利用料が安い(特に初年度無料・白色申告向けプラン)。老舗ならではの手厚いサポート。 | freeeやMFに比べ、連携や自動仕訳機能が弱い場合がある。 |
まろぽち流!ソフトの選び方チェックリスト
| あなたはどっち? | おすすめのソフト |
| とにかく安さ重視! しばらく白色申告でいく予定。 | 弥生会計(白色申告向けプランが最安級) |
| 簿記は苦手!カード決済や電子マネーが多いから、自動化したい。 | freee会計(自動仕訳機能で時短!) |
| 銀行・カード・QR決済をよく使う人。 家計と仕事のバランスを見たい。 | マネーフォワードクラウド会計(連携機能の豊富さ) |
あなたの確定申告をラクにする会計ソフトの紹介
私は去年は計算が少なめだったので、マネーフォワードの無料版を試して申請しました。
今年は、弥生会計かfreee会計で確定申告をしてみようと思っています。ぜひ、年末~確定申告の時期に無料体験を利用して、自分に合うソフトを見つけてくださいね!
freee(フリー)会計で時短する!
- 初期設定さえしてしまえば 自動仕訳が優秀です!
- スマホアプリが使いやすく、レシート撮影 → 即入力
- 家事・育児でPCを開く時間がなくてもOK
- 青色申告の帳簿づけがほぼ自動で形になる
✖ freeeのデメリット
- 初期設定は少し大変(口座つなげる、品目設定など)
- 一部の機能は“freee独自ルール”なので慣れが必要
- 月額はやや高め
「家賃按分も自動で計算してくれるかな?」と気になる方は、まず無料体験で触ってみるのもオススメ★
マネーフォワードクラウド会計で効率化!
- 銀行口座・クレカ・電子マネーの連携数が圧倒的
- データ連携が速いので、自動仕訳の精度が高い
- 家計簿アプリ(マネーフォワードME)と相性抜群
- レシート読み取りもあり、使い勝手がバランス良い
✖ マネーフォワードのデメリット
- UIはやや“会計ソフト感”が強く、初心者は戸惑うことも
- 年払いプランが多く、実質freeeより高く感じる場合も
スマホやPCでいつでもどこでも経費を入力。複数の銀行口座やカードを連携させたい方に最適です。
弥生会計で賢く節約!
白色申告 → 無料で使える
- 青色申告版も他社より安い(コスパ◎)
- 電話サポート・チャットサポートが手厚い
- サポートセンターの対応が丁寧で初心者に安心
- 画面が昔からある“ザ・会計ソフト”なので信頼性が高い
✖ 弥生のデメリット
- スマホ操作は他社に比べると弱め
- デザインは硬め(初心者向けというより「実務向け」)
- 自動化はfreeeより弱い
価格を抑えたい、もしくは手厚いサポートを受けながら安心して申告したい方はこちら。
まとめ:初めての年末、落ち着いて作業しよう
今回は、「2025年にパートからフリーランスへ移行した」体験をもとに、配偶者控除等申告書の正しい計算方法を解説しました。
- パート収入には給与所得控除(55万円)を忘れずに使うこと。
- 家事按分は「なぜその割合か」を説明できるように根拠を残すこと。
- 経費管理は会計ソフトを導入して、来年以降の確定申告に備えるのがオススメ。
この3つのポイントを押さえて、初めての複雑な年末調整も乗り越えましょう!!
私も最初は全然わからなくて戸惑いましたが、一度やれば仕組みがわかるので安心してくださいね。
年末は家族イベントも多くてバタバタしますが、計算や経費整理を年内に済ませておけば、年明けを気持ちよく迎えられます。



子育ても仕事も頑張りましょう~
まろぽちでした




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